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Ohuhu イラスト講座

サンリオ×Ohuhuマーカーペン 120色セットのご紹介

今回は、サンリオとコラボしたOhuhuマーカーペン 120色セットのご紹介をします。

世界15ヶ国以上で展開し、日本でもプロ・アマ問わずイラストレーターからの人気が高いアルコールマーカーです。

 

⚠アルコールマーカーとは

アルコールに染料を溶かしてあるインクを使ったマーカーのことを指します。

乾くのが早く鮮やかに発色するため昔から人気のある画材で、特にコミックイラストを描く人にオススメです。

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こちらが商品のパッケージです。

サンリオのキャラクターが描かれた箱に入っており、プレゼントとしても喜ばれそうな外観ですね!

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箱を開けると、アクリルケースに入ったマーカーペンの登場です!

アクリルケースはかなり頑丈な作りとなっており、密閉性も高いため、インクが乾くということもなさそうです。

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箱を開けると、中にはマーカーペンを含めて5つの商品が入っています。

ラインナップは下記の通りです。

  1. マーカーペン 120色

  2. ブレンダーペン×1

  3. 説明書×1

  4. カラースウォッチカード×1

  5. 下敷きシート×1

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⚠下敷きシートについて

アルコールマーカーは、コピー用紙などの薄い紙に描くと色移りしてしまいます。

その場合は、下敷きシートを使って他のものに色が付いてしまうのを防ぎましょう。

さて、次は気になるペンのご紹介です。ペン先は、細字のペンタイプと筆タイプの二種類となっています。

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細字の方は線幅が1mmほどなので、細かいところを塗ったり、一定の線を引いたりすることができます。

洋服の模様や背景のモチーフなどはこちらのペンを使いましょう。

筆タイプは、筆圧の強弱により小さいところから広い面まで塗ることができるので、様々な場面で活躍します。

グラデ塗りをするときは、主にこちらのペン先を使用します。

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こちらはカラーレスブレンダー。

下塗りやにじみなどに使える、色を持たないマーカーです。

白抜きをしたり、グラデーションをなじませたりすることができます。

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カラーチャートはこの様になっています。付属のカラースウォッチカードを使用しました。

全体的に強い発色の色が多いので、鮮やかな絵やアニメ調のイラストを描きたい方にピッタリですね。

それでは、細かく色を見ていきましょう。

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スウォッチカード一枚目は、黄・茶・オレンジ・赤・ピンク・紫・青が集まっています。

黄色と茶色の色幅が広く、アースカラー寄りの落ち着いた色なので、落葉した葉や人物の髪に使えそうです。

また、青と紫についてはハッキリとした色が多いため、紫はスミレ等の花に、青は空や海の色として選びたいですね。

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スウォッチカード二枚目は、青・緑・グレー(一部に鮮やかなピンクあり)です。

先程黄色が多いとお伝えしましたが、緑のバリエーションも豊富です。葉っぱや森などの自然物を描くときは、緑の色数を多く使うと絵に深みが出るので、ぜひ試してみてください。

また、クールグレイ、ウォームグレイ、ブルーグレイなど、グレー系の種類が豊富です。

様々なグレイで塗り分けができるので、モノトーンのイラストを描きたいときも重宝しそうです。

■グラデーションが作りやすい!

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薄い色と濃い色がバランス良く入っているので、組み合わせ次第で様々なグラデーションを作ることができます。

特に、緑と青に関しては薄い色から濃い色まで一通り揃っているので、色の系統が似ているものを組み合わせるだけで、簡単にグラデ塗りができます。

参考に、上記の画像は近似色でグラデ塗りをしたものになります。
(グラデ塗りの詳しい方法については、Ohuhu第7回​イラスト講座をご覧ください!)

 

 

■オススメの色、集めてみました。

ここからは、筆者がオススメする色を例を挙げながらご紹介します。

ぜひ使ってみてくださいね!

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①肌はR18、R19、R20がオススメ!

肌を塗るときにオススメの色は、R18(Pastel Peach)、R19(Barely Beige)、R20(Powder Pink)です。

R18が一番薄く、ナンバリングの数が増えるに連れて色が濃くなります。色素が薄いキャラクターを描くときはR18、元気なキャラクターを描くときはR20と、キャラクターによって肌の色を塗り分けるといいですね!

(画像は、単色でグラデ塗りをしています。単色でも濃淡が出せるので、無理に他の色を重ねなくても大丈夫です)

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②影にはCGⅡ00やBG3を使おう。

影を塗るときは、CGⅡ00(Cool Grey Ⅱ 0)やBG3(Blue Grey3)などのごく薄い色を使うと良いでしょう。

影の主張が激しいと違和感のあるイラストになってしまいますので、薄い色を重ねて全体のバランスを見ながら調整してください。

濃く塗りすぎてしまっても、カラーレスブレンダーを上から重ねることで色が薄くなりますので大丈夫ですよ。

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③空はズバリ!PB7とBG4

イラストを描くとき、空をモチーフにすることも多いのではないでしょうか?

そういうときは、PB7(Pastel Blue)とBG4(Mint Blue)のグラデーションがとてもキレイに青空を表現できます。

グラデーションを作るときのコツは、先に薄い色であるBG4を塗ってからPB7を重ね、更にその上をBG4で塗ること。

こうすることで、色同士がよく馴染み、自然なグラデーションを作ることができます。

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④ポップで可愛いイラストに使える色

これは可愛い!と思った色の組み合わせもご紹介しちゃいます。

 

左側は、BG4(Mint Blue)、R21(Fruit Pink)、GY6(Anise)の組み合わせ。

軽やかな、パステルカラーにも見える色を選びました。春っぽい色なので、明るい雰囲気のイラストを描くときにピッタリです。

 

右側はR11(Mauve Shadow)、R21(Fruit Pink)、PB1(Sky Blue)の組み合わせです。

R21とR11の2つだけでもユメカワなイメージで可愛いのですが、落ち着いたブルーのPB1を加えてアクセントにしています。

 

なお、キャップの色と中のインクの色はほぼ対応しています。

上に載せている色は、キャップを見て色のトーンが同じものをチョイスしました。明度や彩度が同じものを組み合わせると、色にまとまりが出ますので、キャップの色が似ているものを選んでみてくださいね。

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いかがだったでしょうか?120色もあるので、基本的にはこのセットだけで様々なものやキャラクターを塗ることができます。

 

次回は、こちらのマーカーペンを使って色の塗り方をご紹介したいと思います。お楽しみに!

 

 

(文・写真 / しんせつなペイト)

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