Ohuhu イラスト講座
Ohuhu 製図ペンでモノクロイラストを描こう!
今回は、Ohuhu 製図ペン 8本セットを使ってモノクロイラストを描いてみました。
商品のご紹介のほか、製図ペンと合わせて使いたいアルコールマーカーの組み合わせなどもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
商品について
こちらが今回ご紹介する製図ペンになります。
ペン先の太さが違う、8種類のペンがセットになった商品です。
ペンの種類には、0.05/0.1/0.2/0.3/0.5/0.7/1.0/ブラシタイプがあります。
一番細い0.05が0.20mmで、0.05mmずつ太くなっていくようです。
ペン先はこういった形をしています。
ブラシタイプのペンが一番上のものですが、アイライナーのように細く尖っているので、細かいところのベタ塗りに役立ちます。
一番太い1.0だと、サインペン位のサイズになっています。
製図ペンでモノクロイラストを描いてみた
こちらが、実際の線の太さになります。細いものから太いものまでバランスよく揃っているので、様々なタッチのイラストが描けそうです。
なお、こちらの製図ペンは耐水性の顔料インクを採用しているため、アルコールマーカーや透明水彩絵の具を使ってもにじむことはありません。
また、消しゴムを上からかけても線が薄くなりにくいです。
こちらの製図ペンを使って、モノクロイラストを描いてみました。チャイナ風のメイドさんのイラストになります。
こちらのイラストを使って、モノクロイラストを描く上でのポイントをいくつかご紹介します。
①白と黒のコントラストを活かす
モノクロイラストでは、紙の白さとインクの黒さが際立ちます。
色で工夫ができない分、「線」でイラストを魅力的にしていかなければなりません。
こちらのイラストも、エプロンの影はカケアミで描き立体感を出しています。
また、洋服の黒もただベタ塗りをするのではなく、カケアミと組み合わせて単調な印象にならないようにしています。
②場合によっては、アルコールマーカーなども使用する
ペンのみで描き勧めていくのも良いですが、グレー系のアルコールマーカーと組み合わせて使っても面白いですよ。
このイラストでは、CGⅡ00とCGⅡ04を髪の毛や、鼻の影になる部分で使用しています。
次の項目で、製図ペンと合わせて使えるアルコールマーカーをご紹介します。
モノクロイラストにピッタリのアルコールマーカー
Ohuhuマーカーペン 120色セットでは、モノクロイラストに使えるグレー系の色が多くラインナップされています。
いくつかオススメの組み合わせをご紹介していきますね。
なお、ひとえに「グレー系」と言っても、青みがかっているものや茶色がかっているものなど、わずかに色相があります。
スウォッチカードやマーカーの蓋に色を示すイニシャルが記載されているので、それが同じものを選ぶようにしてください。
①Neutral Grey
いわゆる、みなさんが想像する「灰色」のニュートラルグレーです。
ここには載せていませんが、Cool Greyも色味のない灰色なので、使いやすいです。
②Warm Grey
名前の通り、温かさを感じさせるグレーです。
ニュートラルグレーでは冷たい印象になりますので、温かい雰囲気のモノクロイラストを描きたいときは、こちらのウォームグレーの組み合わせを選ぶと良いでしょう。
③Blue Grey
青みがかったグレーです。彩度の低い青としても使うことができます。
ニュートラルグレーやウォームグレーと比べると、より「色」を感じられます。
④Green Grey
最後は緑がかったグレー、グリーングレーです。GG9も合わせると、より暗さを表現できます。
以上、Ohuhu製図ペン8本セットのご紹介でした。
アルコールマーカーや水彩絵具と組み合わせて使うのも良いですし、製図ペンだけでモノクロイラストを描いてみるのも楽しいですよ♪
ぜひ、手にとってみてくださいね。
(文・写真 / しんせつなペイト)
しんせつなペイト
会社員のかたわら画材に関するブログ『ペイトのすすす。』を運営。透明水彩やアルコールマーカーなど、画材全般についての情報を発信中!