Ohuhu イラスト講座
ケーキの塗り方
今回は、イラストのモチーフとして描かれることの多い、イチゴのショートケーキの塗り方についてご紹介したいと思います。
0番(ブレンダー)を使って、イチゴやスポンジケーキの質感を出していくのがポイントになります。
Ohuhuアルコールマーカーを使ったケーキの塗り方
今回使用する色はこちらになります。
Ohuhuマーカーペン120色セットと、パステルカラー48色セットを使って着色しています。
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CGⅡ00 / CG2 / NG03:ショートケーキを包む銀紙の部分になります。
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R18 / R1 / R2:真っ赤なイチゴを表現する色です。
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E220 / Y3:スポンジの部分になります。Y3を中心に塗っていきます。
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CGⅡ00 / R18:クリームの影を表現する色です。
①ケーキのスポンジを描く
まずはケーキのスポンジを塗っていきます。
最初に0番(ブレンダー)を広げて、その上からY3で塗っていきます。
Y3を単体で使うとやや黄色みが強いのですが、ブレンダーを先に塗っておくことで柔らかい色合いになります。
また、あえて塗りムラが出るような感じで塗ると、スポンジケーキらしい質感になります。
②ケーキのスポンジの質感を出す
Y3で塗った色が乾かないうちに、E220でスポンジケーキのでこぼこした質感を出していきます。
トントンと不揃いな点を描くような感じで、ランダムに塗っていきます。
色が濃くなりすぎたときは、0番(ブレンダー)を上から重ねて色をなじませてください。
③全体的に影を描く
CGⅡ00とR18を使って、全体的に影を入れていきます。
まずはR18で塗っていき、更に影になる部分をCGⅡ00で重ねていきます。
異なる色相の二色を重ねることで、色に複雑さを持たせます。
⑤アルミホイルの質感を出す
④で塗った色が乾いたら、NG03で更に縦の線を描き入れていきます。
均一な線を引くため、ここでは細字のペン先を使っています。
色がはみ出てしまった場合は、0番(ブレンダー)を使えば消すことができますよ。
⑦ケーキの上のイチゴを塗る
ケーキの上に乗っているイチゴを描きます。
まずR1でフラットに塗っていきます。
種の部分は塗りつぶさないよう、丁寧に塗ってください。
また、光の当たる部分は塗らないように注意してください。(この場合、左上が光の当たる部分になります)
④アルミホイルを塗る
次に、ショートケーキを包むアルミホイルを塗っていきます。
CGⅡ00を全体に均等に塗ったあと、CG2で縦線を入れるような形で塗ります。こうすることにより、アルミホイルの蛇腹の部分の下塗りになります。
⑥ケーキの中のイチゴを塗る
次に、ショートケーキの中に入っているイチゴを塗ります。
R1をポンポンと塗り、すぐに0番(ブレンダー)でぼかします。濃さが足りない場合はR2も使用してください。
⑧イチゴの質感を出していく
⑦で塗った上から、R2で点を描くような感じで、イチゴの質感を出していきます。
光の当たる部分は上からR18を塗り、境界をぼかしています。
種はスポンジケーキでも使ったE220で塗ります。
最後に、ホワイトを入れたら完成です!
今回は0番(ブレンダー)のにじみを活用して、ケーキの質感を出していきました。
以上、Ohuhuアルコールマーカーを使ったイチゴのショートケーキの塗り方でした。
スイーツをテーマにしたイラストは、全体的にとても可愛らしい印象になります。
女の子のキャラクターととても相性のいいモチーフですので、ぜひ皆さんも描いてみてくださいね。
(文・写真 / しんせつなペイト)
しんせつなペイト
会社員のかたわら画材に関するブログ『ペイトのすすす。』を運営。透明水彩やアルコールマーカーなど、画材全般についての情報を発信中!